不妊症


不妊症の可能性

不妊症の定義は、夫婦間で正常な営みを過ごしていて、2年経つにも関わらず子どもに恵まれない場合とされています。
簡単に言うと、子供が欲しいが2年たっても妊娠しない、または、女性が35歳を過ぎて、なかなか妊娠しない場合などに「不妊症」と診断されることが多いでしょう。
避妊をしていないのにも関わらず、2年以上妊娠をしないという場合は、早めに産婦人科を受診することをお勧めします。
基礎体温の正確な診断や排卵日の正確な予測は、専門家であってもなかなか困難なことです。自分で基礎体温をきちんとつけているのに妊娠しないと悩んでいる方がたくさんいます。
二相性(周期前半が低温期、後半が高温期)であるのに妊娠しない場合、何らかの原因が考えられます。
赤ちゃんができない原因は色々ありますが、一般的に、女性側約30%、男性側約30%、両方が約30%、両方共に原因のない場合が約10%と言われています。
子宮筋腫や子宮内膜症も不妊や流産の原因になりますので、生理痛・過多月経のある人は特に早めに相談して下さい。

漢方治療

漢方薬は不妊症に極めて有効ですが、漢方医学独自の診断学に従って処方しなければ治療効果は期待できません。
個人の体質状況によって処方する漢方薬は異なり、同じ病気でも処方される漢方薬が異なるのは勿論のこと、西洋医学的病因が全く異なった病気、例えば、不妊症と高血圧と痔に同じ薬を使うことさえあります(例:桂枝茯苓丸)。
漢方薬で妊娠するのは冷え、お血、水毒等を改善することで、下垂体から分泌されるFSH,LH、卵巣から分泌される卵胞ホルモン、黄体ホルモンの循環を改善することで卵胞機能、黄体機能、子宮内膜機能を妊娠しやすい環境に改善していきます。
漢方薬の効果を知るためには、卵胞ホルモン、黄体ホルモン等のホルモン検査、卵胞径、子宮内膜厚などの超音波検査によって西洋医学的に検証する必要があります。
診断が間違っていると効果はありませんので、妊症の漢方療法は婦人科医、できれば不妊の専門医に行ってもらうようにしましょう。