子宮腺筋症


子宮腺筋症とは

子宮腺筋症とは、子宮内膜症が子宮筋層の内部に発生したもので、子宮内膜の組織学的、生物学的に同様な特徴を持つ内膜とそっくりな組織が子宮筋層などに発育、増殖した状態のことを言います。
子宮が硬く肥大し、また、その症状が子宮筋腫と類似しているのでよく間違えられやすいのですが、病理組織学的には全く異なる病気で良性であるにもかかわらず浸潤、増殖していきます。
子宮筋腫と合併することも多く、生殖年齢層に多い病気なので、不妊症の原因の一つとして問題は大きいです。
子宮腺筋症の症状としては、月経困難、過多月経、腰痛、不妊症が挙げられます。

腺筋症核出術

子宮腺筋症は大きく分けると、病変部が子宮全体に一様に広がっている(び慢性)タイプと、数箇所に病変が集中してコブのようなかたまりを形成している(結節性)タイプの2通りがあります。
また、このほかにも稀にチョコレート嚢胞を形成するものもあります。
結節性タイプは、病変が出来ている部分の筋層だけを切除して子宮そのものは残すような腺筋症核出術(子宮筋層切除術)が可能です。
しかし、この手術は少数派でもありますので、このような手術を実施している施設は限られています。
この手術は、痛みや過多月経の軽減には効果があるとされていますが、妊娠率の向上はあまり期待できないのが実情です。